口臭対策の正しい順番ガムやマウスウォッシュの前にやること
口臭の原因の多くは口の中にある。舌の汚れ、歯周病、歯間の汚れ、口の乾燥といった原因と、歯科での歯石除去から始める対策の順番、自分の口臭の確認方法を解説。

口臭は、清潔感の減点要素の中でも特にやっかいです。自分では気づきにくく、周りの人もまず指摘してくれません。そして一度「あの人は口臭がある」と思われると、なかなか印象が戻りません。
対策としてすぐ思いつくのはガムやマウスウォッシュですが、どちらも効果は一時的です。先に匂いの原因を減らしておくと、ガムやマウスウォッシュに頼る場面も少なくなります。
口臭の原因の多くは口の中にある
口臭の原因は、大半が口の中にあるとされています。代表的なものは次のとおりです。
- 舌の汚れ(舌苔):舌の表面につく白っぽい汚れ。匂いの元になりやすい
- 歯周病:歯ぐきの炎症。自覚症状が少ないまま進むことが多い
- 歯と歯の間の食べかす・歯垢:歯ブラシだけでは落としきれない
- 虫歯や、合っていない詰め物・被せ物
- 口の乾燥:唾液が減ると、細菌が増えやすくなる。寝起きや緊張したとき、水分が少ないときに匂いが強くなるのはこのため
胃腸などの体の病気が原因になることもありますが、割合としては多くありません。まず口の中を整え、それでも改善しない場合に医療機関で相談する、という順番が現実的です。
対策の順番
- 歯科で歯石の除去とチェックを受ける:歯周病や虫歯は口臭の大きな原因になるので、見つかったら先に治療を受けます。半年以上歯科に行っていないなら、最初にやることはこれです
- 歯間ブラシかフロスを毎日使う:歯と歯の間は歯ブラシが届きません。1日1回、夜の歯磨きの時に使うだけで違います
- 舌の汚れをやさしく落とす:舌ブラシで、奥から手前に軽くなでる程度。強くこすると舌を傷つけるので、やりすぎは禁物です
- 水分をこまめにとる:口の乾燥を防ぐ。会議やデートの前に水を飲んでおくと、口の中が乾いたまま話し始めずに済みます
- ガム・マウスウォッシュは「仕上げ」:殺菌成分の入った洗口液は口の中の細菌を減らし、ガムは唾液を増やすが、どちらも効果は一時的。上の対策をしたうえで、人と会う前の仕上げとして使う
自分の口臭を確認する方法
自分の口臭は、慣れてしまって自分では気づきにくいものです。確認方法としては、次のようなものがあります。
- フロスを使った後の匂いを確認する(歯間の汚れの匂い)
- コップに息を吐いてふたをし、少し時間をおいて匂いを確認する
- 市販の口臭チェッカーを使う
- 歯科で相談する
一方で、実際には口臭がほとんどないのに、強く気にしすぎてしまうケースもあります。不安が強い場合は、口臭外来のある歯科などで客観的に測ってもらうと安心です。
タバコとコーヒーについて
タバコは口の乾燥や歯周病の悪化にもつながり、口臭の大きな原因になります。コーヒーも飲んだ直後は匂いが残りやすいので、人と会う前は水で口をゆすぐだけでも違います。どちらも歯の着色の原因になるので、気になる場合はホワイトニングの種類と選び方も参考にしてください。
今日からやることと、歯科に相談する目安
- ガムやマウスウォッシュは一時的な対策。先に原因を減らす
- 最初の一手は、歯科での歯石の除去とチェック
- 毎日の習慣は「歯間ケア」「舌をやさしく」「水分」
歯間ケアと舌の手入れを2週間ほど続けても、寝起き以外の時間に匂いが気になるなら、歯科か口臭外来で相談してください。歯ぐきからの出血や腫れがある場合は、待たずに受診します。
※本記事は一般的な情報の整理です。口臭が続く場合や、歯ぐきの出血・腫れなどがある場合は、歯科医師にご相談ください。